定番の極晩抽性品種
【特徴】
・極晩抽性のため、春どり、初夏どりに最適な
交配種です。柔白栽培にも適します。
・草勢は立性、葉折れしにくく作業性が良いです。
・草丈はやや高めで、耐病性高く、赤さび病
黒斑病、ボトリチスによる白斑症などの
発生も少ないです。
・白根は、太り伸び共に良く、円柱形です。
・耐暑性、耐寒性が強く欠株が少ない、
収量性の高い品種です。
【播種・収穫時期】
・冷涼地:
10月 ~ 11月初旬 播種(ハウスポット育苗)
3月下旬 ~ 4月中旬 定植
7月中旬 ~ 8月中旬 収穫
・中間地春どり:
5月中旬 ~ 7月上旬 播種
7月 ~ 9月初旬 定植
3月下旬 ~ 5月初旬 収穫
・中間地初夏どり:
9月下旬 ~ 10月下旬 播種
12月上旬 ~ 12月中旬 定植(トンネル被覆)
5月下旬 ~ 6月下旬 収穫
・暖地春どり:
6月中旬 ~ 7月中旬 播種
9月上旬 ~ 10月中旬 定植
3月 ~ 4月下旬 収穫
・暖地初夏どり:
9月下旬 ~ 10月下旬 播種
12月初旬 ~ 12月下旬 定植(トンネル被覆)
5月中旬 ~ 6月下旬 収穫
【栽培のポイント】
・秋播きでは、過度の早播きは抽苔を誘発する
ので、適期播種を心がけます。
収穫期の肥料切れ、老化は抽苔を早めるので
注意します。
・白根の長さが優先して生育する品種です。
適正な栽植密度、太くなるような培土
ネギの生育⇒培土→伸びる→太る
=これをくりかえす
この性質を利用し作業を進めます。培土は
早すぎず深すぎず、一回でたくさんの土を寄せ
すぎないでネギの太りを確保してから土寄せ
します。
生育途中の培土は上位展開葉3枚の下3cm程度
までとし、あまり首元まで寄せないようにします。
最終培土は太さと軟白長を確認して行います。
白根の上がりは早い方なので慌てずに、しかし
きっちり寄せましょう。
・生育に応じた追肥をします。特にチッソ過多は
禁物で、伸びすぎや病気の原因となります。
・取り遅れるとエリがばらける事がありますので
適期収穫を心がけます。