メーカー:株式会社ニチノー


★効果・薬害などの注意★
 
○所要量を所定量の水にうすめ、よくかきまぜてから散布する。
○石灰硫黄合剤などアルカリ性薬剤との混用はさける。
○かんきつに使用する場合、薬害(スタメラノーズ)の発生するおそれがあるので炭酸カルシウム水和剤を加用する。
○りんごに使用する場合、薬害の発生するおそれがあるので炭酸カルシウム水和剤を加用する。
○日照不足、多雨などの気象条件では薬害を生じるおそれがあるので使用をさける。
○適用作物群に属する作物またはその新品種に初めて使用する場合は、
使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。
なお、病害虫防除所など関係機関の指導を受けることが望ましい。

※使用残りの薬液が生じないよう調整し、使い切る。
空袋は圃場等に放置せず、環境に影響を与えないよう適切に処理する。


Zボルドー銅水和剤
Zボルドー銅水和剤

●注意事項
・本剤の所要量を所定量の水にうすめ、よくかきまぜてから散布する。
・石灰硫黄合剤等アルカリ性薬剤との混用は避ける。
・かんきつに使用する場合、薬害(スタメラノーズ)の発生する恐れがあるので、炭酸カルシウム水和剤(200倍)を加用する。特に果実の着生時期及び雑柑への散布では厳守する。
・りんごに使用する場合、薬害の発生する恐れがあるので炭酸カルシウム水和剤を加用する。
・ぶどうに使用する場合は次の事項に注意する。1)生育期散布の場合、薬害(スタメラノーズ)を生ずる場合があるので留意し、過度の連用は薬害の発生を助長するので避ける。
2)後期(果実肥大期以降)の散布では、果房の汚れを生ずる恐れがあるので、無袋栽培ではこの時期以降(収穫まで)は使用しない。
3)巨峰系(巨峰、ピオーネ等)に対しては、葉および果実に薬害を生じる恐れがあるので袋かけ前には使用しない。
4)新梢、葉に対する薬害軽減のため、銅に弱い品種や薬害の出やすい時期に使用する場合は、必ず炭酸カルシウム水和剤(100倍)を加用する。
5)褐斑病に対しては、多発時には効果が不十分な場合があるので、なるべく発生初期にべと病、さび病との同時防除に使用する。
・本剤は無機銅剤であり、うり類に対して薬害を生じやすいので、次の事項に十分注意する。1) 幼苗期は特に発生しやすいので、中期以降に散布する。
2) 高温時の散布は症状の激しくなることがあるので、避ける。
3) 連用すると葉の周辺が黄化したり、硬化することがあるので過度の連用を避ける。
4) 炭酸カルシウム剤の所定量の添加は薬害の軽減に有効であるが、収穫間際では果実に汚れをおこすので留意する。
・レタス、だいこんに使用する場合、次の事項に注意する。1) 幼苗期の散布又は過度の連用は、薬害を生ずるおそれがあるのでさける。
2) 病害発生後の散布では効果が劣るので、発生前から予防的に散布する。
・こんにゃくに散布する場合、日中高温時の散布は薬害を生ずる恐れがあるので、朝夕の涼しい時に散布する。
・柿に使用する場合は次の事項に注意する。1)日照不足、多雨などの気象条件では薬害を生ずる場合があるので、使用を避ける。
2)樹勢の弱い樹では薬害を生ずる場合があるので留意し、過度の連用は薬害を助長するので避ける。
3) 薬害軽減のため必ず炭酸カルシウム剤(50~100倍)を加用する。

・いちじくに使用する場合、日照不足、多雨などの気象条件では薬害を生ずる場合があるので、使用を避ける。また、過度の連用は薬害を助長するので避ける。
・ほうれんそうに使用する場合、次の事項に注意する。1)べと病防除に使用する場合は、発病後の散布は十分な効果がみられないので発生前から予防的に散布する。
2)収穫間際の散布は葉の汚れを生ずるのでさける。なお、雨除け栽培の場合には、収穫までの期間を十分にとる。

・にがうり、パセリに使用する場合、薬液による汚れを生じる恐れがあるので、収穫間際の散布はさける。
・キウイフルーツに使用する場合、使用時期が遅くなると薬害を生ずるおそれがあるので、使用時期を厳守するとともに発芽期以降は炭酸カルシウム水和剤を加用する。
・つつじ類に使用する場合、次の事項に注意する。1)病害発生後の散布では効果が劣るので、新葉展開直前又は展開直後から数回散布する。 2)前年の多発枝は開花後なるべく早く切除して使用する。 3)ヒラド系つつじでは花蕾期の散布は花弁が白化することがあるので注意する。 ・いんげんまめに使用する場合、幼苗期の散布又は過度の連用は薬害を生じるおそれがあるので避ける。
・りんどうに使用する場合、葉に薬液による汚れを生じるおそれがあるので、収穫間際の散布は避ける。
・やまのいもに使用する場合、高温時に誤って高濃度で散布すると、薬害を生じるおそれがあるので所定の希釈倍数を厳守する。
・ごぼうに使用する場合は、茎葉にクロロシスが生じるおそれがあるので、葉ごぼうに散布する場合は注意する。
・おうとうに使用する場合、果実に汚れを生ずるので、着色期~収穫までは使用しない。
・アスパラガスに無人ヘリコプターによる使用の場合、連用散布すると薬害を発生するおそれがあるので3回以上の散布は避ける。
・無人ヘリコプターによる使用の場合、散布薬液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等に被害を生ずるおそれがあるので、散布区域内の諸物件に十分留意する。
・適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害や作物への汚れの有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

●安全使用上の注意事項
・眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。使用後は洗眼する。
・街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。

●水産動植物に対する注意事項
・使用残りの薬液が生じないよう調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。